hey girl

荒らされた珠は、海の青さの海で真紅に燃えていた
その一粒々々は揺れ合い折れ重なり、嵐の中で彼自身の地肌を完全に保存した
わたしらえの侵害をあなたらの禦いだのには及ばなかったが
根限りあなたらえの侵害を守ろうとし
そして囚われの中でわたしらはなお聞いた―――大陸の都市と村々をどよもす風のさゞめきの陰で
さらされた舌が一様にひるがえり、紅旗の歌を奏でつゞけるのを
どんな日と、寒さと、洪水が、あなたらの朽ちえぬ紅さを、高く保全し、そしてかたみに押しひろげえなかったろうか

あなたらの国とわたしらの国ではどちらも一篇の詩が牢獄か牢獄に値する
そして書く隙と、書く自由をもたぬ詩人たちが、どんなに多いことだろう!
あなたらとまたまた歌いぬこう―――異郷に捧げられた詩誌の上に
あなたらの国のはてに築かれたあの偉大な黎明が、あなたの歌を明瞭にわたしらの耳に響かしめうる日まで

こゝに機械の哲学者がある―――
彼は技師を宣言し、一切に正面照明を送る
照明はゆかいに大大阪を漫歩する
機械にまで虚偽を造る資本の虚偽と、百万の労働の精神とを透過し
浮揚する二重性をもって、飢えた子供の胃のレントゲン絵にまで照入する

こゝに機械の哲学者がある―――
たしかに彼は巧みな限りにおいて危う気なく進む
だがわたしらをして提議せしめよ―――
現実を後にでなく
前に置こう!
前方をして常にかちうべき真実の生産であらしめよ!

加藤清正の人形は
大へんいばって居ったら
鬼ガ島の鬼共が
「ワーッ」とばかり攻めよせる
加藤清正驚いて
もったやりをも投出して
ガタ/\/\とふるへ出す
そこへ飛び出す桃太郎
犬、猿、きじをともにつれ
むらがるをにをみな殺し
こゝで皆々ホッと吐いき
たちまち祝のお酒もり